人生で中折れほど悲しいことってないかもしれない

人生には楽しいこともあれば、悲しいこともある。そして人生における悲しいことランキングの1位ってもしかして中折れなんじゃないかと思うのだ。それほどまでに中折れはつらい。ちなみに中折れとはセックスで挿入中に萎えてしまうことを指す。

意中の女性と連絡先を交換することができた!それだけでもそれなりの労力がかかっているわけだが、そんなものはスタート地点に過ぎない。そこから細心の注意を払って連絡を取り続けなければいけない。目的はどうやってデートに誘うかだ。趣味の話をしてみたり、仕事の話をしてみたり、あるいは共通の知人の話をしながらも、デートに誘えるタイミングを待つ。そしてその時は来る。「あ、ワインなら安くておいしいところ知ってるよ!今度良かったら行こうよ!俺も久しぶりにワイン飲みたくなってきた!」とかそんな具合である。

その日は土曜の夜7時集合だ。あくまで約束はワインの店に行くことで、日中に呼び出すのはおかしい。もちろん服装は雑誌をチェックし、セレクトショップ的なところで買いそろえてある。ほぼマネキン買いだからハズレはないはずだ。そして太陽の上っているうちにシャワーなんて浴びたことないが、万が一の体臭に備えてお出かけ前にばっちり浴びてある。しかも少しもったないかなとは思いつつ、パンツもこのタイミングで履き替えているという徹底ぶりだ。抜かりはない。もちろんパンツがどうこうなるようなシチュエーションにならないとは思うが、念には念を入れておくべきだろう。バッグは小さめで荷物は最小限だ。やけにでかいバックだとなんかかっこ悪いから、なるべく身軽に軽い感じを装いたい。念には念を入れてコンドームも忍ばせてある。もちろん使う機会はほぼないに等しいだろう。しかし何が起こるかはわからない。ラブホだったら備え付けのものがあるが、女性によっては備え付けのゴムを嫌がる可能性があるからだ。コンドームを持ち歩くのは下心どころか、紳士のエチケットである。バッグから何かを取り出す際にぽろっと落ちないように、小さいポケットに忍ばせておくのだ。まあ使うことはないだろうが。

いよいよ集合場所に向けて出発である。予想では集合の30分前に到着するだろう。電車が遅延したとしても、遠回すればカバーできる時間だ。遅刻なんて許されない。ただもちろん30分前から集合場所にいるなんて間抜けなことはしない。もし女性の前の予定が早めに終わって、軽く集合場所を通りかかった時に「え、あいつ、もういるじゃん!気合入りすぎでしょ」と思われないためだ。なので集合場所をチェックしたら風のようにその場から立ち去る。完璧だ。

そして出発する。そしてもちろん何事もなく30分前には到着した。集合場所にたどり着くのに意外と15分かかり、残りは15分。もちろん風のように立ち去るわけだが、15分という時間は少し離れた本屋で時間をつぶすには心もとないし、最寄りのカフェでお金を使うのも少しもったいない。とか思いながら結局なんとなーく集合場所の半径100m位をふらふら歩いて、結局集合時間を3分前に集合場所へ着く。

ここであまりきょろきょろしているとかっこ悪い。ケータイを見ながら嗚呼暇だ的な装いで待つ。集合時間の7時ぴったりになった。しかし女性が現れるわけでもなければ、何の連絡もない。迷っているのかなと思いながら、永久のように長い3分間を過ごして連絡が入る。「ごめん、今向かってる!ほんとごめんね!」という連絡。余裕だ。むしろわかってすらいた。女性が30分前に集合場所を通るなんてほぼあり得ないし、そんな心配は無用であるとわかっていた。自分はその日のためにデート以外の予定は入れていないが、女性は忙しい生き物だ。しっかり予定を入れて大切な休日を余すことなく楽しむ。無論意義はない。むしろ「全然大丈夫だよ!実は俺も今ついたとこ」という感じで、別に気合なんか入ってないし、早めに来るほど暇でもないんだぜ感をアピールしておく。なおかつ相手に気を遣わせないような絶妙な返信だ。ただ気になるのは後何分くらいで着くのかということである。だが「後何分で着く?」と聞くのもはばかられるので、何らかの反応を待つ。

待つこと3分。店は予約しているので、そろそろ到着してほしいところだ。というか続報の連絡くらいは欲しいと思っている矢先、女性が到着した。

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「ごめーん!ほんとごめーん!電車遅れちゃって」問題ない。むしろ来てくれたということでまずほっとしているのもつかの間、今度は店までの徒歩5分は何喋ればいいんだ?という不安が上回る。「今日友達とランチしてきたんだけどさー、そこ店員が最悪でー」良かった。何とかなりそうだ。そんなこんなで店に到着し、予約名を告げる。「え、予約してくれてたの?」「一応ね」「えーありがとう!遅れちゃってほんとごめんねー」「全然大丈夫だよ」。土曜の夜である。予約は当然で、おそらく女性も承知のはずだった。

意外と会話ははずみ、ワインは進んだ。というより8割がた女性が喋っているだけだがそれでいい。男は聞き役に回るのがベストだからだ。むしろもっと喋れと求められてもそれをできる自信はないが。予約時に「店が込み合った場合2時間制とさせていただく」という旨伝えられてはいたが、どうやら大丈夫のようだ。気づいたら10時である。女性の顔も赤くなってとろんとしてきている。おそらく自分の顔も赤くなっているだろう。

「○○君明日予定あるのー?」「んー特にないかなー。○○ちゃんはー?」来た。完全に来た。この店の後どうするかの話を切り出してきたのだ。「あたしも特にないー」そうだろう。これで朝早くから予定あるなどと言い出したら驚きだ。つまり明日はお互いに予定がないから、今日は遅くまでいても大丈夫だよというわかりやすいシグナルである。

「じゃあもう一軒行こうよ!」思わずでかい声を出してしまったが、もちろんOKをもらえた。しかしこれも想定はしてある。ラブホ街の近くにあるダーツバーだ。ここでもう1,2杯飲んで終電を逃させる。これ以外にない。

夜10時半ダーツバーに入る。「○○君ってダーツやるんだー」「ちょっとだけね」ダーツは学生の頃に少したしなんだ。少なくとも初心者ではない。「あたし全然的に当たらないんだよねー。ほらー」「持ち方がちょっと違うんだよ~」そう。計算済みである。全くもって自然に手に触れることができる。いや自分も酔っている。もっと行けそうだ。「その持ち方のまま、構えは肘を上げて」腕や肩にもがっつり触れることができている。顔の距離も近い。女性のいい香りが心地よい距離だ。「わー当たったー!○○君すごーい!」予想以上に盛り上がった。ダーツが盛り上がったおかげでお酒は互いに1杯だったが、十分だ。時間はもう12時ですでに女性の終電がこの時間にないのは確認済みだ。「あ、もうこんな時間じゃん!○○ちゃん終電大丈夫?」「あー!いつのまにー!もうこの時間だと途中までしか帰れないだよねー」もちろん知っている。「てか俺ももう終電ないやー」少し長めの沈黙が訪れる。時間にして3秒くらいだっただろうが、恐ろしく長く感じるほどの沈黙だ。「じゃあもうゆっくりしてこうよ!明日何もないんでしょ?」お酒の力を借りて沈黙を破ることに成功した。「いいよー」来た。ゆっくりとは泊っていくという意味だが、露骨にホテルに行こうでは嫌がられる可能性がある。むろん女性はそのことに気付いているが、「まさかホテルでゆっくりするという意味とは思わなかったから、ついてきてしまった」という言い訳が必要なのだ。だからゆっくりという言葉を選択したのである。

ダーツバーを出て、歩いて1分のホテル街に入っていく。女性は酔っ払い腕を絡めてくる。自分もシラフならおっぱいの感触を楽しめたものだが、これから始まることのワクワクとアルコールのおかげであまりおっぱいの感触はあまりわからない。何気ない会話をしながら、女性はホテル街を歩いていることにはお互いに何も触れない。ラブホに関してももちろんリサーチ済みだったが、そんなことはもはやどうでもいい。どんなホテルだってかまわない。もう確約は取れているのだ。一応リサーチしたが酔っているうえに確約がとれた喜びと、これからのことに関する緊張で、調べたホテルなんて思い出せない。土曜なだけに満室のところも多い。少し奥に入ったところに空室があったので、ふつうに入ろうとしたところ「えー」と女性が言い出す。むろん想定内だ。「だって終電ないし、いいじゃん」といって絡めてきていた腕を引っ張って中に入る。

感無量である。お互いに退路はもう存在しない。もちろんこのパターンも想定してきたわけだが、こうなる確率は極めて低いと自分に戒めてきた。想定されることは全て洗いだしたが、一番可能性が低いだろうと自分に言い聞かせてきたパターンに今なっているのである。私も男だ。確率が一番低いと言い聞かせていたとはいえ、一番時間をかけてプランを練ってはいた。そのプランが全て功を奏したのである。事実今私は意中の女性と腕を組み、おっぱいの感触を感じながら、ラブホテルのエレベーターで運ばれているのだ。残念ながらすでに勃起している。歩きながらだとわからなかったが、いざ止まって腕の感覚に集中するとおっぱいが大きいことが伝わってくる。二人は無言だ。完全に勃起しているため少し痛い。ポジションを直したいがもう少しの辛抱である。ホテルの部屋は高くもなく安くもない部屋にした。ラブホ代を払うのは自分だが、高い部屋は高すぎるし、安い部屋だと自分も女性も面子が立たない。

部屋の前に近づいた。「ここかな」ラブホの入り口以来だろうか、久しぶりに声を出す。ここでハッとする。いつ仕掛けるべきだろうということだ。お互い退路はないとはいえ、意外とそのタイミングが難しい。いやこの興奮のままに。部屋に入るなりずっと顔を伏せていた女性の顔を無言で覗き込む。女性も顔を少し上げてこちらを見る。お互いにバッグも降ろしてなければ、靴も脱いでいない。しかし唇は重なった。女性は背中で壁に寄りかかるようにして、私の唇を乗せている。でもシャワー浴びたいな。と私は突然思い出したかのように気づいた。実はイタリアンの時に一度うんこをしている。緊張だったのか何なのかは知らないが、あろうことかどうしてもうんこをしたくなったのだ。もしこのまま進めば、微妙にうんこが香る可能性がある。

私は壁に追い詰められた女性から唇を離した。「上がろう」むしろ引き止めたのは私である。だが私が主導権を握らなければならないため、不意に矛盾していることを言った。しかし女性はそのことに気付いていない。コクリと、うなずくだけであった。部屋に上がってバッグを置き、再度抱き寄せて唇を重ねる。シャワーを浴びたいが、あまりに事務的になってしまうと気持ちが覚めかねないからだ。そして「シャワー浴びよっか」どちらが先に浴びるかが微妙な所で選択権をゆだねた。「うん」久しぶりに女性の声を聴いた。「先浴びる?」「いいよ先浴びてきて」別に見せるわけではないが先に裸になるのに抵抗があるのだろう。私が先に浴びることにした。

もう時間の問題である。もちろんパンツは我慢汁でじっとりだ。シャワーを浴びながら抜きたいくらいにバキバキである。しかも全くおさまらない。それもそうだろう。シャワーを浴びながら、頭の中でシミュレーションをしているのだ。もちろん入念に身体をボディーソープで洗う。最早研磨すると言った方が正しいだろう。ラブホのかっこ悪い薄っぺらいガウンを着て女性の前に出なければと思うと気がめいるが、それは相手も同じこと。幸い勃起は収まってくれた。女性はベッドの上でケータイをいじっていた。お互いに少し現実に戻った時間だった。

「シャワーのお湯めっちゃ熱いから気を付けて」という言葉でシャワーを促した。「ほーい」女性もリラックスしてきたようだ。あれだけキスをしたらもう建前ですら不要だ。シャワーから出たらセックスをする。それだけである。私もケータイをいじって待とうと思ったが充電器がないため、部屋を探索することにした。特に面白いものはないが、ゴムの位置と照明のいじり方だけはしっかり確認した。

ベッドの上で待つ時間がたまらない。事務的なことは全てこなした私の脳は、また妄想に満たされた。いや妄想ではない。10分後あるいは20分後の現実だ。女性の少し赤らんだかわいらしい笑顔がゆがむのだ。そして先ほどの腕の感触も手がかりとして残っている。どうやら腕が胸に触れていたのではない。埋まっていたのだ。この後その乳房を存分に見て、触ることができる。一人ベッドの上でいまだかつてない勃起の角度に達してしまっている。先ほどのキスでもわかる。まんざらではない。ややもすると先に舌を絡めてきたのは女性の方からなのではというくらい、実は積極的なのだ。もちろん体裁がそれを許さないようだが、間違いなくエロい。

おそらく今日の私は無限に射精できるだろう。一生分の精子を今日使い果たしてもいい。絶対に1回では終わらせたくはない。サルのように求めて嫌われるというのは避けたいが、相手もまんざらではないのだ。どんなに少なく見積もっても2回はしたい。集合場所にいたときの私はこんなこと考えてもみなかった。楽しく飲めさえすればそれでいいと自分に言い聞かせていた。それがどうだろう。2回以上セックスしたい、そう思っている。いやそう思っていい状況にある。今女性は私とセックスするためにシャワーを浴びているのだから。

シャワーの音が止まった。私は勃起を隠すため腰まで布団をかけながらケータイをいじっている体勢で迎えることにした。「シャワー熱くなかった?」何気ない自然の会話を心がける。「超熱かったー!あれ絶対やけどした人いるよー」女性もなるべく自然の会話を心がけている。いや、最早それを意識することもないほどリラックスしているのであろうか?ドライヤーで髪を乾かし、化粧品を顔に塗っている。私は対していじりもしないケータイの画面に目線を落としている。そういえば今はスッピンだ。しかしそれを意識させないくらいに可愛いままだった。

大体のことをやり終えたらしいが、自ら私がいるベッドに上がるのに抵抗があるとみえる。「電気暗くしちゃうよー」と言ってベッドに招く「あー待ってー!」と言って化粧品を手際よくバッグに入れ、私の左に横になった。布一枚無防備な姿である。化粧落としても顔変わらないねと言って顔を覗き込むようにして覆いかぶさった。「そお?」と言いながら目を合わせて、また唇を重ねる。舌を絡ませながら右手を首元から胸に沿わせる。もちろん今さら抵抗はしない。仰向けの乳房でもわかる程の巨乳である。

もう火ぶたは着られたのだ。薄っぺらいガウンを剥がし、私もガウンを捨てた。恥ずかしいほどそそり立った私のそれは、我慢汁を漏れさせて女性の太ももを濡らしてしまっている。だがそれも関係ない。大きな乳房にしゃぶりつき、秘部をまさぐる。「あっ・・・」という声が私のそれをさらに刺激する。やがて私の舌は秘部に到達し、女性の声を求めるようしてに舌を動かす。まるで氷でも舐めているかのようで、舐めれば舐めるほどに潤う。

やがて女性がむくっと身を起こして「交代」と言って私が仰向けにさせられた。私はこのまま挿入をするつもりだったのだが、見立て通りかなり積極的である。なぜか少し緊張している。なんならもう少し照明を暗くしたいと思うくらい、今の私は無防備に責められている。後になって思ったことだが、かなりの手練れだった。しかし今はそんなことを考えている余裕がないほどに攻められている。声が出ないようにするのが必死だ。このまま果ててしまってはしょうがないので、私も身を起こしキスをして中断させた。私の我慢汁を自分で吸っていることになるが、それも最早どうでもいい。

そしておもむろにゴムに手を伸ばし袋を開けると、自然と女性は仰向けになりお互いに準備が整った。全てはこのためである。これまでの時間のすべては布石と言っていい。女性の太ももの間に割って入り、あてがった。心拍数が上がる。緊張ではなく興奮だ。もしかしたら挿入した瞬間に自分は果ててしまうのではないかと思うくらいに、愛撫を受けて興奮は最高潮に達している。その通りだった。いや想定していてよかった。確かに挿入した瞬間に射精の波が押し寄せかけたが、その瞬間に腰を止めることができた。もし挿入した瞬間に射精するかもということを考えてなければ、そのまま果てていたところだ。今は相手を気遣うようなそぶりをして、腰を動かさずにキスだけをしている。

やがてゆっくりと動き出す。段々快感に慣れてきたのだ。楽しむ余裕が出てきたと言っていい。腰を動かしながら揺れる乳房を見たり触ったりして楽しむ。やはり今日すべての精子を使い切ってもいい。100回でもやりたい。備え付けのゴムを嫌がられた時のためにバッグにゴムを忍ばせたわけだが、それが功を奏す。備え付けの2つと持参した2とで4回できる!いやむしろ持ってきてなかったら2回しかできなかったと思うと、想定が甘かったと言わざるを得ない。今日は4回やる。ここまできたのだ。相手だってまんざらでもない。

しかし突如夢の時間は終わった。一定のリズムで動かしていたはずが、抜けてしまった。もう一度入れなおそうとするがなぜか入らない。触って気付く。萎えてしまっている、いわゆる中折れだ。そんなはずはない!とにかく相手に気付かれまいと、そのままキスで顔を覆う。しかしごまかしきれるものではなかった。キスでもう一度興奮して立ち直るかと思ったが、そうはならないらしい。今にもゴムがハズレそうなくらいに縮んでしまっている。彼女はそれを察し、お互いが言葉が発することのできないようにキスしてくれた。幸いなことに私は言い訳のタイミングも、謝るタイミングも逃してしまった。私はその時気付く余裕がなかったが、つまり彼女は経験が豊かだった。

それ以来私は中折れおも想定しなければならなくなった。いや中折れという可能性の芽を事前に摘むというアイデアを持つことになったと言っていいだろう。マカ&クラチャイダム12000の本当の口コミと効果とは!というサイトにもあるが、今は精力剤を使っている。そのおかげで中折れの心配はなくすことができた。みんなもこんなに悲しいことにならないように、事前の準備は怠らないようにしてほしい。